ケイボンのブログ

漫画についてと、ふと気になったことを記事にしてます

散歩しながら勝手にツッコミを入れる"ツッコミ散歩日記"

こんにちは。ケイボンです。

 

いやぁ寒くなってきましたね。本当に。

 

部屋の空気が循環するように9月の中頃まで、ベランダへ続く大きな窓を1日中全開にしていた僕ですが、さすがにそれを今やると風邪をひくなぁ、と感じます。

 

さて、一気に寒くなってきたとはいえ、僕の日課?いや趣味である散歩のペースが滞るようなことはありません。

 

むしろ、寒くなってくれば来るほど、「こんなに寒いのに俺は外を散歩しているけど、何の意味があるのだろう?」と、自分に問いかけ、それにまた自分が答えるという、応酬(クエスチョン→アンサー)の時間が増えていきます。

 

そうすると、1人暮らしの僕なんかは滅多に人と話す機会がないものですから、自分対自分の会話で人恋しさを紛らわせられるというわけです。

 

とにかく冬の足音がすぐそばで聞こえる今の時期でも散歩をしているわけで、今日も自宅周辺を散歩してきました。

 

その際に1つ、ツッコミたくなるようなことがあったので紹介します。

 

時刻は午後3時位。強すぎもせず弱すぎもしない丁度いい日差しが、裏筋みたいなコンクリートの道路を照りつけている時間帯でした。

 

そんな時、たらたらと僕が国道沿いの道を歩いていると、前から外国人の夫婦がベビーカーを押しながら歩いてくるんです。

 

旦那さんはデイビットって感じの方で、奥さんの方は......あんまり印象がないです。

 

まぁとにかく、幸せそう~に歩いてくるわけですよ。見せつけるかのように。お前彼女いないだろと言いたげな感じでね。

 

おお、夫婦だなぁと思ってスーっと通り過ぎようとしたんですけど、ちょっと違和感を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旦那さん(デイビット)の声やけにデカイな

 

 

 

 

「~silent。it makes~」と話していたんですが英語力皆無の僕からしたら、そんなに大声でいう内容なのか?という印象を受けました。

 

いや、本当にデカイんですよ。絶対隣で話を聞いてる奥さんの鼓膜、パッツンパッツンになってます。

 

多分、日本音量ランキングがあったら、選挙カーの次くらいにランクインされるレベルだと思いますね。

 

 

そして、それを聞いてとっさに思い浮かんだツッコミがこれです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TEDか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説するのも恥ずかしいですけど、英語だし会場でマイク使って話すレベルで大声だし、という2点からこのツッコミが浮かびました。

 

 

 

僕の尊敬するダウンタウンの浜田さんなら、「うるさいわぁ!」とか「何をそんなに大声で話すことがあんねん!」、とかおっしゃるのでしょうか。

 

 

まだまだ修行不足のようです。

 

 

はい、それではさようなら。

あなたは誰の隣に座りたい?女優やアイドルなど有名人の隣に座れる妄想に浸るための表を作った

こんにちは!小生です。

 

はい。

 

というわけで、この記事では、男子諸君の夢を叶える表を作りました。

 

どんな夢?そうですよね、気になりますよね。

 

キレイで可愛い有名人と同じ空間にいるという夢です。

 

「あーもし高校時代、綾瀬はるかが俺の隣の席だったら最高だったのになぁ......」

 

男子ならこんな妄想、一度や二度は必ずするでしょう。

 

正直その妄想はすごく楽しいのですが、どうせならもっともっと豪華にしようということで、ちょこちょこっとパソコンを使い、ドリームのような夢の席を作ってみました。

 

こういった席表を作るのはありがちですが、パソコンを使って作っているのは意外と無かったので、自作してみた次第です。

 

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24時間あるうちの1時間半を使ってこの表を作り上げました。

 

はい。

 

この表では、「女優」「女子アナ」「アイドル」「モデル、グラビア」の4項目を紹介しています。

 

バリエーション豊富に見えますが、実のところわたくしの好きな人しか集めていないので、かなり偏りがあります

 

もし、席表を見て「知らないぞこの人......」と思われた場合には、グーグルの画像検索で調べるか、パソコンの電源をシャットダウンするかのどちらかを選択いただけるとありがたいです。

 

ある程度どのジャンルにも精通している女の子大好きさんなら、きっと楽しめる席表に仕上がっていると思うので、お楽しみください。

 

女優さんの理想の席表①

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番号が割り振りされている席が自分の座る場所になります。

 

個人的には、④が至高ですね。

 

前を見れば元ももクロの早見あかりちゃんという超美人がいて、百瀬こっちを向いて状態。

 

後ろを向けば自分と赤い糸につながれているかもしれない、南沢奈央ちゃんが。

 

そして左を見ると現在は人妻、しかしその美しさは衰えることを知らない最強女優堀北真希さんがいますからね。

 

右の才色兼備、スタイル抜群の桐谷美玲さんも侮れません。

 

あと、実際の学生生活と照らし合わせても、頭のいい桐谷さんがすぐ横にいることは、学業面でとても有利に働きますね。

 

「宿題見せてくれない?」といって気軽にコミュニケーションをとれるのもGOOD。

 

 

女子アナと隣になりたい!理想の席表➁

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はい、皆さん大好き女子アナゾーンです。

 

TBSとテレ朝が少し多めの人選になりました。

 

個人的に座りたいのは⑧。

 

前に座る久富慶子アナは性格が明るいクラスの人気者的なポジションでしょう。

 

「久富はいつも笑ってんなぁ」的な感じで、男子間でもかなりポイントの高いアイドル的な存在にもなりえますね。

 

まぁ彼女の終生不変のエンブレム(指紋)が付いたプリントを、1番新鮮な状態で受け取れるのは、真後ろである自分だけなので、明らかに他の奴らとは見ている景色が違うわけですが。

 

そして右を向けば報道ステーションでおなじみ、ハイパー美人女子アナの小川彩佳さん。気が強そうなので怖いです。

 

左は目覚ましテレビでおなじみ、セントフォースの高見侑里さん。朝登校してきたら、即行でイケメンと話をしているはずです。

 

また、真後ろの森葉子さんこそ、このクラス最大の癒やし。

 

その声をきくだけで、まるで森林浴をしているかのごとく、爽やかな気持ちになれそうです。

 

やっぱりアイドルがいい!理想の席表➂

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ほぼほぼ乃木坂と欅坂という坂道シリーズのメンバーになってしまいました。

 

個人的にお気に入りの席は、、、選べないです。どれもいい。

 

強いていうなら、⑩でしょうか。

 

右の白石さん、後ろの渡辺梨加ちゃんという、クラス屈指の美人2人がいるのはもちろん、前の席の生田ちゃんのユニークさにも惹かれてしまうからです。

 

更に左の渡邉理佐ちゃんは、しっかりしておりちゃんと授業を聞いていそうということで、もし自分が授業を聴き逃してしまっていたとしても、彼女に聞けば安心。

 

しかし、⑧も捨てがたいなぁ、、、、

 

大事なのはスタイルっしょ!(モデル、グラビアアイドル)理想の席表④

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やはりここは、④でしょう。

 

まぁ、馬場ふみかちゃんが好きだからという理由が大きいです。多分1番テンション上がります。このクラスの誰と隣になるより。

 

あと、前の中村静香さんは普段は元気で明るいけど、深いところは一線引いてる感じがして、そこがまたたまらないって感じになりそうです。

 

後ろの坂田梨香子ちゃんは、普通に美人だなぁという感じの印象で、プリントを渡すときはドキドキしてしまうし、常に脇の辺りをシーブリーズで濡らしておきたい、そんな感じですね。

 

右の小間千代ちゃんに関しては、夏服になった瞬間エロイ目線でしか見れそうにありません。

 

 

まとめ

はい、というわけでいかがでしたか。

 

とにかくこの表を作ったあと、ボクはとてつもない虚しさに襲われたので、明日からは真面目に就活などをしようと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 

"女の子の可愛い笑い声"のタイプを、「あいうえお」で種類別にもろもろ紹介する

こんにちは!

 

この記事では、可愛い女の子の笑い声の種類を「あいうえお」で紹介するとともに、その笑い方をする女の子の特徴等を独断と偏見と想像で補いながら紹介していきます。

 

 

全ての始まり......スタンダードな笑い声「あ」

よく聞く「あ」の笑い声はやはり「あっはっはっ」でしょう。

 

1番大きく口を開く、あ、から始まるスタンダードな笑い方。

 

性格

基本オープンな性格で、明るい

 

きっぱりとしていて、後腐れのない性格。昨日のこととかはグチグチ言ってきたりはしないので、楽。

 

周りに友達は大勢いて、Facebookの友達の人数は最低250人以上。

 

ただ公共の迷惑を考えず、電車の中で馬鹿笑いしているくそ共も、この笑い声でわりかし笑うことおおし。要注意。

 

笑い声の可愛さレベル★★★(最高で★は5つまで

スタンダードな笑い方ということで、あまり笑い声の可愛さレベルとしては高くはないです。

 

女子だけでなく、男子もこの笑い声がスタンダードということも、さほどこの笑い声の可愛い評価が高くない原因の1つです。

 

可愛さオプション

手に口を添える(片手verと両手で包み隠すverの2つがある)

 

※両手で包み隠すverの女の子の場合、口元にコンプレックスがあるか、エロいか、性格に裏があるかの3種類。

 

不気味だけど味がある笑い声「い」

「いひひひひ」「いしししし」、辺りが多いでしょう。

 

多少個性を感じる笑い声で、もし男子でこの笑い方をしている人がいたら、「マッドサイエンティスト」などの狂気じみた感じのアダ名を付けられること間違い無し。

 

性格

恥ずかしがり屋の女の子が多いような気がしますね。

 

そして普通の女の子と違う趣味を持っているタイプで、うまくグループの輪の中に入っていけず、孤立してしまうタイプなような気がします。

 

ただこの笑い声の女の子は独自の感性を持っていることが多く、一緒にいたら楽しいかもしれません

 

笑い声の可愛さレベル★★

やっぱりどうしても、この笑い声だと不気味さの方が先行してしまいがち。

 

可愛さオプション

ダークな笑い声とは逆を行く、ショートカット、もしくは明るい髪の色など、ポップなイメージの子であると、この笑い声の可愛さは倍増し、最強の笑い声にも匹敵するポテンシャルを引き出すことができると巷では話題です。

 

 

育ちの良さが出てしまう笑い声「う」

 

「うふふ」という上品な笑い方が代表的な、「う」で始まる笑い声。

 

性格

世間知らずで素直な女の子はこの笑い声であることが多いでしょう。

 

「うふふ」なんて笑い方の女の子は、アクマイト光線に当たっても平穏無事。

 

ちなみに恐らく「うふふ」と笑う女の子は、小中高、下手をすれば大学まで女子しかいない学び舎に在学していた可能性は高いです

 

それだけ親に猫可愛がりをされていたということで、お金持ちのお嬢様の可能性も高い!

 

もしもあなたが逆玉の輿を狙う場合は、お笑いのライブに行って、「うふふ」と笑う女性をカクテルパーティー効果で見つけ出し、声をかけてみるのもいいかもしれません。

 

笑い声の可愛さレベル★★★★

この笑い声はやはり女の子専門ということで、可愛さレベルはトップクラス!

 

「うふふ」なんて笑う女の子を彼女にしてごらんなさいな。

 

幸せは約束されているも同然です。

 

可愛さオプション

なんかこう、本とか知的要素を感じさせるものを持ちながら、この笑い方をされると、すごいいいです。

 

 

キュンッ度高め!の笑い声「え」

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引用元:B.L.T

 

「えへへへへへ」が代表的でしょうから、ここでは「えへへへへへ」で紹介します。

 

性格

少しお馬鹿さん、天然、裏表がない、ドジ、などなどその道のプロからしたらたまらない条件を揃えているのが「えへへへへへ」と笑う女の子。

 

狙ってやっているクソ女は、クソですが。本当にクソ。まがい物。

 

笑い声の可愛さレベル★★★★★★★★★(測定不能)

アメリカ合衆国の国旗にある★ですら、足らないくらいのレベル。

 

いや、最強の笑い声でしょう。

 

めちゃくちゃ可愛い。

 

あと全然関係ないけど、歯に八重歯があることが多分多いです

 

可愛さオプション

「えへへへへへ、美味しそうだったから食べちゃった......」みたいな感じで謝りながら言われるのもいいですし、

 

「好き!......えへへへへへ」みたいな照れた感じで言われるのもたまらなくいいですね。

 

何言ってんだ俺は。

 

財閥の一人娘の笑い声「お」

代表的な笑い声としては「オホホホ」でしょう。

 

性格

舞踏会に行きたがります。

 

笑い声可愛さレベル

無です。可愛さレベルはです。

 

可愛さオプション

手の施しようがありません。

 

 

まとめ

笑い声ってすごく大事でしょう?

 

例えどんなに可愛い女の子でも、笑い声がガッハッハとかだったら百年の恋も覚めるというもの。

 

いかに笑い声が可愛い女の子を見つけることが大切かをわかってもらえたら幸いです。

 

最後にあまり可愛くない女の子の笑い声を紹介したことは、謝らせてください。

「使わなくなった買い物の品々」で、"王道妖怪バトルストーリー"が再現できた



 

 

 

こんにちは!

 

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皆さんは、買ったけど現在全く使用していないものが家においてあることはないですか?

 

例えば、なんとなくかっこいいから買ったブルガリの香水(基本香水つけないくせに)、おしゃれなタイ料理を作ろうと思い買ったナンプラー(使い道が少ない)、その時のテンションで買った金箔系のAV(本当に好きなのは巨乳痴女系のAVなのに)などなど。

 

自分も、購入したはいいけれど、まるで使っていない、むしろ邪魔!という品々がありまして、1人暮らしの1Kの狭いスペースを埋めています。 

 

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代表的なものだと、この5点の品々です。 

 

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まずは女性のカツラ。

 

彼女が欲しかった時期に、「自分が彼女になれば全てが解決するんじゃない?」と発想し女装の際に使用したはいいものの、その後全く使わなくなった代物。

 

余談ですが、自分自身が彼女になることはできず、心の闇はますます深まるばかりでした。

 

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続いて麦わら帽子。

 

「今年の夏こそ虫取りに行こう!」と思い、形から入ろうと決心した際に購入した代物。

 

結局虫取りへは行かず、麦わら帽子を使用することは、今季ありませんでした。

 

就職浪人してるので、本当はそんな暇ないはずなんですけど。

 

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女性用の花柄エプロン。

 

これも女装の際に使用した道具の一つですね。

 

4000円しました。

 

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続いてランニングシャツ。

 

今やなかなか見かけることのないこのランニングシャツも、虫取り少年の格好で虫取りに行こうとした際の代物です。

 

メッシュなので、これを着ても乳首や脇毛がダイレクトに視界へ飛び込んできます。

 

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虫かご。

 

説明は不要ですね。 

 

そんなわけで、これらの品々はどうしたものかと、ここ最近の自分はずっと頭を悩ませ続けておりました。 

 

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「捨てるのも面倒くせぇし、でも邪魔!あ~もうどうすればいいんだぁ~!!!」

 

と苦悩を続ける自分でしたが、

 

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「あ、こいつらを使って俺の大好きな王道のバトルストーリーを作ろう!

 

という発想にいたり、無事解決しました。

 

過程:カツラがある→妖怪に見えるな→じゃあバトルしよう、犬夜叉みたいな感じで→王道妖怪バトルストーリーを再現しよう!

 

そんなわけで、しばしの間おつきあいいただけると嬉しいなぁと、思います。 

 

 

設定

ここではささっと、自分の考えたストーリー設定について紹介します。

 

ある日、1ヶ月前に亡くなった父の遺品を整理していた大自然大学の大学教授、「ネイチャー恩田」は父の部屋で何やら怪しい包みを発見。実はそれ、平安末期に京都を恐怖のどん底に陥れた大妖怪「髪女武者」を封じ込めた布だった。なんと「ネイチャー恩田」の一族は代々妖怪退治、封印を生業にしてきた血筋。しかし、「髪女武者」の封印が解かれてしまい、「ネイチャー恩田」は殺されてしまう。これはそんな「ネイチャー恩田」の仇を討つべく、「髪女武者」を倒すために立ち上がった、ある1人の就職浪人生の物語。

というのが大筋のストーリーになります。

 

登場人物

登場人物の設定を紹介。

 

ネイチャー恩田

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東京は北千住にある大自然大学(偏差値26)で、大自然学を教えている日系5世の大学教授。

 

家は代々妖怪退治を生業にしてきた由緒ある一族。

 

実家に帰った際、封印されていた「髪女武者」の封印が解けてしまうのを目撃。

 

そしてその後、大学に乗り込んできた大学生の青年(髪女武者)に、超常的な能力で殺されてしまう。

 

好きな女性のタイプは井上和香のような巨乳

 

享年35歳。

 

髪女武者

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1000年以上も前に京都を恐怖のどん底に陥れた大妖怪。

 

男にとりつきその体を媒介にして、凄まじい超能力をつかいこなし、人類を滅ぼしてしまおうと考えている。

 

男嫌いだが、なぜか取り付く相手は男だけというビッチ妖怪。

 

乳纏ケイゴ(主人公)

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大自然大学の卒業生。

 

巨乳好きの就職浪人生だが、なぜか大学で講義を受ける。

 

在学時はネイチャー恩田のゼミに入っていた。

 

とにかく巨乳が好き。好きな巨乳は馬場ふみか。

 

TSUBAKIオイルを、唾の成分の一種だと思って興奮したことがある。

 

大学生の青年

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髪女武者に体を乗っ取られ、ネイチャー恩田を殺してしまった不運な大学生。

 

好きな作家は山田悠介。彼女がブス。

 

第一話 大妖怪復活!

大自然大学で教鞭をとる教授のネイチャー恩田は、1ヶ月前に亡くなった父の遺品を整理していた。

 

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「相変わらず汚い部屋だなぁ~」 

 

父の部屋はいつもこのように、漫画や書籍が乱雑に置かれており、豪快かつ大雑把な父の性格がよく現れていると恩田はいつも思う。

 

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「全く、70にもなって、この部屋の汚さはどうかと思うぞ、親父よ」 

 

片付けの面倒くささに、ついつい独り言をつぶやいてしまう恩田だった。

 

「ん?」

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ふと大きなタンスが目に止まった。 

 

特段変わりがないように見えたが、それでも恩田はこのタンスの中から"何か"を感じ、取っ手に手をかけ、開こうとする。

 

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ギギギィィィィ~ 

 

 

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扉を開け中を覗くと、何かが中に入っていた。

 

「これはもしかして......」 

 

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目に飛び込んできたのは、不気味な文様をした布。その布で何かを無理やり縛り付けているような印象を受ける。 

 

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「親父が前に話してた大妖怪、髪女武者を封印してる布じゃないか?」 

 

思わず食い入るように見つめる恩田。

 

 

すると

 

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包まれていた布がスルスルとほどけてしまい、女性?の髪の毛がゴワっと目の前に現れた。

 

髪女武者だ。

 

 

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そして次の瞬間、髪女武者が恩田めがけ猛スピードで向かっていく。

 

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「う、うわぁぁあっぁあ~~~~~!!!!!!」 

 

しかし髪女武者は、恩田を避け外へと向かおうとした。

 

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そして猛スピードで外へ飛んでいく。 

 

「な、何なんだ......ん?奥に何か...... 

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暗闇に目を凝らすと、蒼い虫取りカゴと、茶封筒の存在に気がつく。 

 

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「親父から俺宛ての封筒?」 

 

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「ただの虫取りカゴ......だよな」 

 

とにかく茶封筒の中身を見てみることにした。

 

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 [我が息子ネイチャーへ。この手紙をお前が読んでいるということは、すでに私はこの世にいないのだろうな]

 

「うるせぇさっさと説明しろ」

 

[我が一族が代々封印していた髪女武者のことは昔から話していたことと思う。実は今、いつその封印が解けてもおかしくはない状況にあるのだ。] 

 

「それは知らなかった」

 

[もしも蘇ってしまったら、お前に再び髪女武者の封印をしてもらうしかないだろう。]

 

「そっかぁ」 

 

[お前の持っている麦わら帽子と虫かごを使えば、髪女武者を再び封じ込めることができる]

 

そしてその続きには、髪女武者を倒し封印するための方法が密密と書かれていた。

 

「といっても俺も忙しいしさ......」

 

[そして、緑のリストバンドをしたもう一人のお前に協力を仰ぐんだ]

 

「ん?なんのことだ?もう一人の俺?......わけわかんねぇ」

 

一抹の不安を覚えながらも、亡き父の遺言は無視できない恩田だった。

 

第二話 憑依

 髪女武者視点の第二章。

 

「ふんふーん♪さーて、講義終わったし、家に帰ろうかな!」

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そんな大学生の青年めがけ、髪女武者がどこからか猛スピードで突っこんでいく。

 

 

「う、うわぁ~!!!」

 

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もがき苦しむ青年だったが、どうにもならない。

 

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ファサッ...... 

 

 

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「キキキ......ニンゲンミナゴロシ......」 

 

不気味な笑いをたたえるその姿に、優しい青年の面影はすでになかったのだった。

 

 

第三話 ネイチャー恩田の意志を継ぎしもの

いつも通りの生活を崩すわけにもいかず、恩田は自身が教鞭をとる大自然大学へと講義のため赴いた。

 

すでに教室には溢れんばかりの人が集まっている。

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「は~い授業を始めるぞ~」

 

 

前の席には巨乳アイドルの写真集をにやけながら読む、乳纏の姿。

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「なぜかあいつのことは叱れないんだよなぁ、他人のように思えなくて」と呆れる恩田であった。

 

 

実は彼も巨乳好きだったため、同じく巨乳好きの乳纏に対しシンパシーを感じていた。 

 

卒業生が授業を受けにくるなどということは、あってはならないことなのだが、何かしらの親密を感じていた恩田は、決して乳纏を追い出すような真似はしない。

 

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「ん?」

 

 

ふと乳纏の後ろの方に目を向けると、見慣れない長髪の青年が。

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「あんな奴いたっけな?」

 

 

ニヤッと恩田を見ながら笑う青年。

 

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慌てて目をそらしてしまう恩田。

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「よ、よし、じゃあ今日はここまで!」

 

 

 

そして授業が終わり数分が経つと、教室には恩田を含め三人しか残ってはいなかった。

 

 

乳纏は相変わらず写真集を見ている。

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「ウッヒョー!ムチムチやんけ!」 

 

長髪の青年はというと、何やら恩田の方に近よっていく

 

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「ん?何か授業のことで聞きたいことでも......」

 

思わず目をそらしながら尋ねる恩田。

 

 

恩田が言い終わるその瞬間、青年が恩田に向けて手をかざす。

 

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「ハァ!!」

 

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「ウグッ!」

 

 

胸を抑え苦しみはじめる恩田。

 

写真集を見ていた乳纏は何事かと恩田の方に目を向ける。

 

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「シネ、ニクイニクイ恩田ノモノメ!オマエラノセイデワタシハナガイアイダアンナセイマクテクライトコロニトジコメラレテキタンダ!ニクイカラ、シネ!」 

 

 

あまりの痛みに耐え切れず、倒れ込んでしまう恩田。

 

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そんな恩田の様子を見て、急いで駆け寄る乳纏。

 

 

そんな2人を尻目に不敵な笑みを浮かべ、長髪の青年は去っていった。

 

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そして乳纏は

 

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「大丈夫ですか!?恩田先生!?」と心配そうに声をかける。

 

 

倒れ込む恩田は苦しみながらもはっ!とした表情に

 

「そのリストバンド......そうかお前が......」

「えっ?なんですか?どうしたんですか?」

 

 

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「こ、これを......」

 

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「なんですかこれ?」

 

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「奴を倒せ。この紙に詳しいことは書いてある......あと、この帽子と虫かごをお前に......」

 

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「ちょ、ちょっと!?恩田先生!?」

 

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「た、頼んだぞ」

 

 

 

 

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「ネイチャー恩田先生~!!!!」 

 

乳纏は泣いた。

 

第四話 対決

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「探したぜ......」

 

 

乳纏の視線の先には、髪女武者に憑依された青年の姿が。

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「てめーだけは、絶対に許さねぇ......」。

 

四時間という膨大な時間をふんだんに使い、ついに乳纏は髪女武者を発見したのだった。

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「けりをつけるぜ、髪女武者よ。」

 

 

駆けていっていきなりキックをかます乳纏。

 

ケリをつけるだけに蹴りを入れようとした、ということだ。

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その攻撃を受け苦しむ髪女武者。

 

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  続いて麦わら帽子を取り出しその裏側を髪女武者に見せつける乳纏。

 

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「奥義!サマーメモリー・オン・ザ・キング!」

 

麦わら帽子の裏側に染みこんでいるのは汗だけではない。

 

昆虫入れとして虫かご代わりに使ったり、好きな女の子に振られたときの泣き顔を隠すためのブラインドとして使った際染み込んだ涙が、夏の思い出となって麦わら帽子の裏側に溜め込まれているのだ。

 

その溜め込まれたエネルギーを一気に放出するのが奥義、サマーメモリー・オン・ザ・キング。

 

そんな強力な奥義を食らい、もがき苦しむ髪女武者。 

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「グワッ!!!オ、オノレェ~!!!」 

 

その機に乗じて虫かごを開き、再び髪女武者を閉じ込めようとする乳纏。

 

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「終わりだ!」 

 

 

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しかし敵もさるもの。

 

髪女武者は苦しみながらも、乳纏へ手をかざし攻撃を始める。 

 

 

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「キェェェエエエエエー!」

 

その攻撃を食らってしまった乳纏。胸を抑えて苦しみ始める。

 

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「ガッ!?」

 

 

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「ケッケッケッ!シネ!」

 

 

 

「くそっ!何かいい手は…」

 

苦しむ乳纏の足元に、起死回生の切り札が転がってきた。

 

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「こ、これは!......よし!」 

 

足を後ろに振り、思いっきり青の球体を髪女武者めがけ前方に蹴り出す。

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強烈なシュートが髪女武者に炸裂した。 

 

 

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「グオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

苦しみもだえる髪女武者。 

 

そう、恩田から渡された手紙を読んで彼は知っていた。

 

髪女武者が妖怪になる前の話を。

 

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「お前は人間だったとき、蹴鞠の京都チャンピオンに恋をした!しかし彼はお前がタイプではなかったため激しく罵倒した!そのときの悲しみが今のお前、つまりは髪女武者の誕生のきっかけだったんだ!」

 

 

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「ヤ、ヤメロ!ソノハナシハ、ヤメロォォォーーーー!!」

 

 

耳をふさぎ、乳纏の言葉を聞かないようにする髪女武者だったが、サッカーボールによるダメージが消えることはない。

 

「そんなお前に現代版蹴鞠の球である、サッカーボールをぶつけて効かないわけがねぇ!!!」

 

そして、転がっていた虫かごを拾い、封印の準備に入る乳纏。

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「さぁ!これで終わりだ!髪女武者!」

 

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「イタイイタイ!モットヤサシクシテヨ!」

 

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「うるせぇブス!」

 

 

ついに長きに渡る戦いは終わった。

 

髪女武者から開放された大学生の青年はそれまでの記憶がなく、おもむろにブスな彼女の待つ自宅へと歩みを進めたのだった。

 

そして乳纏は..... 

 

第五話 エンディング

 

 

後日、乳纏は恩田に向かい、手を合わせていた

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「恩田先生、仇はうったよ」

 

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「まさか俺が恩田先生のクローンだったなんてな」

 

改めて手紙の内容を読む乳纏。

 

知った時は衝撃こそ大きかったが、やっぱりなという感じもしていた。

 

彼が大学を卒業したにも関わらず、恩田の授業を受けに大学へきていたのは、同じ存在である恩田のことが気になっていたからだったのかもしれない。 

 

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「ん~さて、俺は恩田先生の優秀な頭脳を引き継いだクローンだってわかったことだし、これから先の人生何もしなくても大丈夫っしょ!よし、帰って馬場ふみかの写真集でも読もう!

 

 

その後乳纏は、死ぬまで就職できなかったことを、ここであえて付け加えておきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じです。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

クローンの伏線が巨乳しかないって?

 

 

それしか伏線張れなかったから、しょうがないですね。おっぱいは張ってますけど、巨乳だけに。垂れ乳の可能性もありますけどね。 

 

伏線になってないって?

 

 

黙れ

 

 

 

え?全然王道じゃないって?

 

 

 

世の中に本当の意味での王道なんて、ないのかもしれませんよ?......

 

 

というわけで......

 

みなさんも買ったはいいが使わなくなった品物があったら、ぜひ自分だけのストーリーを作ってみてください。

 

 

 

調理にフライパンも鍋も必要ねぇ!現代の環境からは想像もできない野生料理を紹介

皆さんは絵本好きですか?(この記事と関係が微妙にない質問です)

 

自分は本当に絵本が大好きでした。

 

今でも実家に帰りますと幼かった昔に帰ったような気持ちで、ボロボロの絵本を壊さないようにゆっくりとめくることがあります。

 

そんな絵本の中でも特に好きだったシーンがありまして。

 

大分記憶があいまいなのですが、「外に落っこちてるダチョウかなんかのでかい卵を、ふっくらとした卵焼きにして食べる」というシーンです。

 

その卵焼きの美味しそうな見た目もそうですが、何より野外で調理機器を使わずに野生の環境で作り上げた、という事実に心ときめかされました。

 

人ん家に生えている雑草の類を、3時のおやつ代わりにムシャムシャ食べていたこともあったほどの野生児だったため、余計に心惹かれたのでしょう。

 

つい最近読んだ「猟師の肉は腐らない」という本の中に、自然環境の中で調理器具を使わずに作り上げられた料理の記述があったので、紹介させてください。

 

将来、ベアグリルス的な業界に行きたい人は必見です。

 

 

猟師の肉は腐らないについて

 

猟師の肉は腐らない

猟師の肉は腐らない

 

 

アマゾンより引用した内容紹介を御覧ください。

猟師の知恵に思わず脱帽! こんな豊かな暮らしが山ン中にあるなんて。世界を巡った末に、故郷・阿武隈の山 奥に戻った猟師の義っしゃん。愛犬をお供に猪を狩り、岩魚を釣り、灰や煙を使って保存食を作り、冬に備え、危険から身を守る。蜂も蝮もなんだってご馳走になる。自然と生きる猟師の暮らしは、先達から受け継がれた様々な知恵と工夫がてんこ盛り。命の連鎖も身をもって学んだ、驚きの体験記。

猟師の肉は腐らない内容紹介から引用

 

猟師のおっちゃんの暮らしぶりを、現代人の普通?のおっちゃんが見て、聴いて、感じる物語です。

 

それではざっとした紹介が終わったところで、いよいよ自然を台所にした野生料理2つを紹介しましょう。

 

自然を台所にした野生料理➀「野兎の灰燻し」

猟師の義っしゃんが飼っている猟犬リュウは度々、野にいる獣を獲って家まで持ってくるということをするほど優秀な犬なんですね。

 

そんなリュウがある日獲ってきてくれた「うさぎ」。

 

なんと義っしゃんはそのうさぎを腐らせない調理をするというんです。

 

しかも冷蔵庫を使わずに。

 

というわけで、さっそくその腐らせないうさぎの調理の様子を書いていきます。

 

➀まず、野兎の下処理を始めます(毛皮をはいで内臓を取り出す)。

 

この内臓を取り出す方法がとても変わっているので、紹介させてください。

 

おもむろに木の枝をうさぎのけつにぶっさし、ぐりぐりと先端を回し始めて一気に引き抜くと内臓がボロっとついてくる、というもの

 

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なんかこういう拷問方法、中世ヨーロッパにあったって言われても信じます。

 

ファラリスの牡牛並に嫌。

 

恐らく我間乱の虎穿は、この技法を参考にしているのでしょう。

 

➁穴を掘る(地面に)

 

➂穴の中(地面の)に葉っぱを敷き詰め、その上に内臓を失くしたうさぎを載せ、更にその上に葉っぱをかぶせる

 

④燃やす

 

⑤燃やした際に発生した灰をうさぎの肛門からガンガン詰め、全身にもまんべんなく擦り付ける

 

そう、腐らない調理法というのは"燻製"

 

とはいえ、燻製液を使いチップを準備して......といった現代人に想像できる燻製とは大分趣が違いますよね。

 

豚の肛門に灰を突っ込んで、ベーコンを作らないですもんね。

 

強いて言えば秋田の名物「いぶりがっこ」の燻し方に近いかなぁと、大分強引ですけど。

 

灰を肉に擦り付けるというやり方は、やはり珍しいものでしょう。

 

ちなみに葉っぱを燃やした際発生する煙と灰に殺菌効果があるそうで、そのおかげで腐らないうさぎ肉になる、という原理なよう。

 

燻製が終了したら、山小屋に戻り丁寧に焼いて食べました。

 

噛むと鼻腔から瞬時に煙の匂いがスーッと抜けてきて、口の中では硬い肉が歯と歯に潰されてほこほこと崩れてゆき、そこから野生に育てられた動物しか持っていない濃いうま味がジュルジュルと湧き出してくるのであった。

(猟師の肉は腐らないp69より引用)

 

めちゃくちゃうまそう。

 

自然を台所にした野生料理➁「水音焼き」

これは岩魚と山女を使った料理になります。

 

ちなみにこの水音焼きをやった場所は河原

 

調理器具などあるはずもないわけです。

 

それでも凄まじい調理をする義っしゃんの水音焼きの作り方、辿っていきましょう。

 

➀川から離れた砂地にて穴を掘り出し、それが終わると林に入って蕗の葉を獲ってくる

 

➁穴に蕗の葉を重なるように敷き詰め、すでに塩を擦り付けてあった岩魚と山女をその葉の上に乗せる

 

➂更にその魚の上に葉を乗せて、枯れ木も一緒に乗せてあげる

 

④ライターで火をつける(ここは文明の利器を使います)

 

そう、「水音焼き」とは蒸し焼きのことだったんですね。

 

ちなみに水音焼きの由来は、近くに流れる川の水の音を聞き魚を焼くことから来ているそう。

 

似たような料理は都会でもできそうですけど、本当の意味での水音焼きは難しいです。

 

そして口に入れて噛んだ瞬間、鼻孔からは蒸された蕗の葉の、干し草のようなかすれた匂いが抜けてきて、それに打ち消されたのか魚の生臭みは全く無い。噛むほどに口の中には、岩魚の品の良いうま味と微かな甘みとがピュルル、チュルルと湧き出してきて、それを皮と身の間についていた少しの脂肪のペナペナとしたコクが押し上げ、あじわいは絶妙であった。

(猟師の肉は腐らないp54引用) 

 

ペナペナって表現が個人的に気になります。

 

実家に帰りたくなった

岩魚とか山女の話をしていたら、なんだか実家に帰りたくなりました。

 

何もないのどかな村なんですけど、川魚は本当に美味しいんです。

 

皆さんもこの本を読んで、実家に帰るか、どこか田舎へ旅行でもしにいってみてください。

 

そのときめちゃめちゃなまって何言ってるのかわからない人がいたら、その人はもしかすると”義っしゃん”かもしれません......