ケイボンのブログ

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天皇の料理番が絶賛!凄い果物3選

佐藤健さん主演でドラマ化された「天皇の料理番

 

その天皇の料理番の主人公のモデルは、秋山徳蔵さんという人です。

 

この人の波乱の人生を記した、いわば自伝ともいえる本が、「味 天皇の料理番が語る昭和」。

 

 

 

 

その本の内容は、現代社会に生きる我々にとって、新鮮さに満ちた、情報ばかりが詰め込まれています。

 

その時代に生きるシェフ達の生き様、秋山さん自身の負けん気が強くがむしゃらな人柄、などなど、ユニークな事象には事欠きません。

 

ただ、その中でも自分が特に「これ凄いなぁ~」と心惹かれた部分がありました。

 

それは果物です。

 

この記事では、天皇の料理番をされていた秋山さんが絶賛した、三つの果物について紹介します。

 

果物の王様!?天皇の料理番が大絶賛する果物

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 秋山さんが手放しで絶賛している、果物の王様。

 

その名はコミスといいます。

 

正式名称はドゥワイエンヌデュコミスといい、「幻の梨」という意味の洋梨です。

 

口コミによると、「味わいはクリーミーで、上品な甘さが口いっぱいに広がる。そしてその舌触りはとても滑らか。」

 

ちなみに秋山さんは

 

何ともいえない芳香と、トロリとした舌触りと、上品な甘さが口いっぱいに広がる。カス1つ残さず、アイスクリームのように溶けてしまう。

 

と、著書で記しています。

 

コミスはまさに果物の王様にふさわしい味わいだそう。

 

そんなコミスですが、とても栽培が難しく、通常の洋梨のなんと15分の1しか収穫できません

 

幻の洋梨という字名の所以といえるでしょう。

 

ちなみにこのコミス、こちらのサイトで通販購入をすることができます。

 

価格は、3玉で税込み3240円です。

 

ただし、コミスは年中いつでも注文できるというわけではなく、10月の中旬ごろから販売されるので、注意しましょう。

 

 

甘柿のルーツ!?御所柿のすばらしさ

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秋山氏は世の中にある素晴らしい一品ほど数が少ないと、著書の中で語っています。

 

その例として御所柿を挙げました

 

柿の、「王」としてその美味しさを絶賛しています。

 

御所柿は、奈良県の御所市原産の甘柿で、甘柿のルーツとまで言われている柿です。

 

正岡子規の有名な句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」に登場していることから、その歴史の深さがうかがえます。

 

さて、では御所柿について詳しく語っていきましょう。

 

御所柿の実は小ぶりではあるものの、その糖度は17~20度もあります。

 

上等な甘柿である、富有柿でさえ、最大でも18度の糖度であることから、御所柿の甘味の凄さがわかると思います。

 

 ちなみに、この御所柿、現在本当の意味での御所柿は存在しません。

 

奈良に御所柿の木が一本もないためです。

 

しかし、安心してください。

 

限りなく、本物の御所柿に近い幻の柿なら、誰でも入手可能です。

 

その名も「花御所柿」。

 

収穫量が少なく、糖度はあなんと20度を超えるものまであると言われています。

 

鳥取県は八頭町で生産されているこの柿、値段は10kgで、約6千円になります。

 

興味がある人はこちらから。

 

 

 世界に一本しかない木からとれるミカン!?津久見の小ミカン

 最後に紹介するのは、秋山氏が天下無双のミカンと称した津久見の小ミカンです。

 

この津久見の小ミカン最大の特徴は、この小ミカンを収穫できる木が一本しかないということです。

 

それだけきくと、少しファンタジー感がありますよね。

 

しかも、その木の樹齢は8百年以上。

 

結界師の烏森の地くらい、凄い力を秘めていそうです。

 

ちなみに8百年前というと大体、源頼朝鎌倉幕府を開いた辺りです。そのころから土に根を張り、生きていたことになります。

 

そして気になるその味について、書いていきたいと思います。

 

このミカン甘味が凝縮された一品で、秋山氏は著書で

 

このみかんの話をするだけで、つばがわいてくる

 

と話すほどに美味しいようです。

 

そこまで美味しいミカンなら、死ぬまでにぜひ食べてみたい......

 

現在販売されているとの情報が見当たらなかったので、もし売られているのを見つけたら、是非教えてください!

 

 

 天皇の料理番絶賛の果物を食べてみよう!

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これまでに紹介した3つの果物。どれも美味しそうなものばかりでした。

 

どの果物も幻の言葉がふさわしいこともあり、なおさら食べたくなってしまいます。

 

秋山氏の食べた時代のものと味が同じかどうかはわかりませんが、限りなく同じ感動が味わえると信じて、いつの日か食べてみたいものです。