「腹立つわぁ~」感情を逆なでする少年野球の応援4選とまぁまぁいい応援1つを紹介
ケイボンです。
23にもなると、 幼い頃の記憶から先にどんどんと消えていき、友達との思い出話しにも花が咲かなくなってきました。
しかし、そんなはなくそのような記憶力の自分でも、いまだにはっきりと覚えていることがあります。
それは何か。野球応援です。
小学生の頃、少年野球チームに所属していた自分は、敵のチームの応援(ほぼヤジみたいなもんでしたが)を良く聞いていました。
子供ならではのフレーズが、便器に残ったうんこのように、未だに海馬へこびりついているのです。
この記事では、そんな少年野球で実際に行われた、野球応援を紹介します。
それでは、まず、相手を威嚇する類の攻撃的な応援から紹介します(てかほぼ全て威嚇的な応援です)。
ピッチャーにはトラウマ!デッドボールが怖くなる応援
これから紹介する応援、いやヤジは、相手ピッチャーに向かって放つものです。
味方の打者がデッドボールを食らった瞬間、矢のように飛んでくるのが、下の応援です。
「うちの選手になにすんねーん。」
これを声をそろえて、威圧的に出すわけなんですな。
守備をしてる側からしたら腹が立ちますし、ピッチャーは気の弱い奴だと委縮して、フォアボールを連発してしまいます。
そうなれば、向こうの目論見は大成功なわけです。
小学生の応援、なかなか侮れませんよ。
ちなみに、我々の地域は、関西ではありません。
なのに、なぜ関西弁なのか、由来はいまだに謎です。
知っている人がいたら、ぜひ教えてください。
守備陣にプレッシャーをかけるヤジ
次に紹介するのは、守備全体にプレッシャーをかける、ヤジです。攻撃側のヤジですね。
真女神転生シリーズでいうと、さっきのがアギで、今回はマハラギといったところでしょうか。
それでは、どんな言葉なのか、さっそく紹介します。
ランナーがいるにもかかわらず、ノーアウトの時。
つまりまだまだ点が取れるぞ!と意気込むような状況なわけです。
この状況のとき、少年野球のクソガキどもはこういうわけです。
「まーだノーアウト!まーだノーアウト!ノーアウト!ノーアウト!まーだノーアウト!」
「うっせーばか!わかってるわ!」と当時の自分は思っていました。
今でもその思いは変わっていません。
腹立つじゃないですか。わかってるんですよ、ノーアウトだってことは。
おい!
算数ができねぇとでも思ってんのか!
こちとら九九も完璧なんだよ!
まったく…
月島雫でなくても、「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」と言ってしまうでしょう。
またまたピッチャーを攻撃!腹立たせる天才ヤジ
またピッチャーへの攻撃ヤジですね。
ピッチャーは本当に大変です。
周りに、守備の仲間達がいるといっても、やっぱり孤独なんですよね。
そのくせ責任が大きいという。
試合に負けたら大体ピッチャーのせいにされますから。
そんなピッチャーに追い打ちをかけるような、血も涙もないヤジ。
ただ、最初に紹介した追い込むヤジとは違い、今度はピッチャーを挑発するタイプのヤジです。
それでは紹介しましょう。
「ピッチャービビってる!ヘイヘイヘイ!ピッチャービビってる!ヘイヘイヘイ!ビビッてる!ビビッてる!ピッチャービビってる!ヘイヘイヘイ!」
シンプルイズベスト、といった感じですね。
まぁ投げ疲れてるときに、こんなヤジが飛んで来たら、キャッチャーじゃなくて、敵ベンチに高速ストレートを放り込んでやりたくなりますわ。
大人であれば聞き流せるんでしょうが、なんせこのときまだ小学生ですからね。
当時、このヤジに腹を立てていた野球少年、非常に多かったと思います。
男女差別!?優位に立とうとする感じが見え見えな応援
次に紹介する応援は、当時普通だと思っていたものの、今考えると「うん?」と思わず首をひねってしまう応援です。
その応援は、味方チームの選手がバッターボックスにたっているときに行われます。
「おーまえーが男なら、ここで一発○○!かっとばせよ!へい!かっとばせよ!へい!レフトスタンドへー!ウォウウォウウォウ!ねーらーいーうーちー!かっとばせー○○ホームランかっとばせーーよ!」
ちなみに○○は選手の名前です。
これを女の子に向かって、使っちゃうときがあるんですよねぇ。
というのも、少年野球までは、女子も混ざっていることがたびたびあるんです。そこらの男子より、よっぽどうまいような。
女扱いすんなよな、くらいに思っている野球女子もいた気がします。
ただそんな勝気な女の子でさえ、「私女だし!」と思いたくなるような瞬間こそ、この応援をされた時なんでしょう。
個人的に、この応援をぶつけるのって、結構わざとだとおもうんですよね。
男子側の妬みというか。小学生時点だと、最初にいったように、男子より野球がうまい女子は結構いました。
なので、そんな女子に負けている男子どもが、劣等感をひた隠しにしつつ、上の立場に立つための応援なんでしょう。
「お前はしょせん女なんだぞ?」みたいな。俺ら男とは違うんだぞ?的な。めちゃくちゃださいですけどね。
※これはあくまで、自分のゆがんだ思想によるものなので、実際は違う可能性が高いです。
あと、仮に打者が男だとしても、お前が男ならって応援はあまり好きではないです。
自分が男だということを改めて自覚してしまうと、放られたボールが金玉に見えてバットが振れないからです。
相手をリスペクト!気持ちのいい応援
最後に紹介する応援は、相手をリスペクトしつつ、味方打者を盛り上げる、これぞスポーツマンシップに則った応援という、印象を受けるBEST応援です。
まず紹介から入りたいと思います。
「ピッチャーキャッチャーうまいけど、バッター打てるよホームラン!一塁打!2塁打!三塁打!ホームラン!かっとばせ!」
そう、まず相手バッテリーの能力を認めた上で、味方打者を応援しています。
この応援だけは、唯一そこそこ好きになれました。
特に自分がピッチャーをやってるときは、なおさら好印象でしたね。
というのも、
「あっ、俺認められてるわ。相手チームにイイピッチャーだって思われてるわ。うれしいぜ。」
って心境になれるからなんです。
ピッチングをほめられることがめったになかった自分に、優しい言葉をかけてくれるのは、チームメイトでもなく、監督でもなく、コーチでも両親でもなく、そう敵チームの選手だったわけです。
郷ひろみの結婚会見みたいになってしまいました。
皮肉ですよ、敵がもっとも自分の能力を、評価してくれていたのですからね。
まぁ、お世辞的な意味がほとんどだとは思いますが。
しかし、それでもいいんです。
だって、味方の奴らはむしろバカにしてましたからね、自分のピッチング。
スローボールを使って打者を打ち取る自分に対して、「あんなんで得意になんなよな笑」なんて言ってくるわけですから。
うっせぇばか!てめぇらはストライクすら入らなぇじゃねぇか!と思ってました。
そんなわけで、敵チームの応援ながらも、自分も得をしちゃう、なかなかいい応援の紹介で最後を締めくくります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
締めに、自分の所属していた野球チームのランニングの掛け声でお別れしたいと思います。
いきますよー、せーの!!!
ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ…