ケイボンのブログ

漫画についてと、ふと気になったことを記事にしてます

「使わなくなった買い物の品々」で、"王道妖怪バトルストーリー"が再現できた



 

 

 

こんにちは!

 

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皆さんは、買ったけど現在全く使用していないものが家においてあることはないですか?

 

例えば、なんとなくかっこいいから買ったブルガリの香水(基本香水つけないくせに)、おしゃれなタイ料理を作ろうと思い買ったナンプラー(使い道が少ない)、その時のテンションで買った金箔系のAV(本当に好きなのは巨乳痴女系のAVなのに)などなど。

 

自分も、購入したはいいけれど、まるで使っていない、むしろ邪魔!という品々がありまして、1人暮らしの1Kの狭いスペースを埋めています。 

 

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代表的なものだと、この5点の品々です。 

 

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まずは女性のカツラ。

 

彼女が欲しかった時期に、「自分が彼女になれば全てが解決するんじゃない?」と発想し女装の際に使用したはいいものの、その後全く使わなくなった代物。

 

余談ですが、自分自身が彼女になることはできず、心の闇はますます深まるばかりでした。

 

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続いて麦わら帽子。

 

「今年の夏こそ虫取りに行こう!」と思い、形から入ろうと決心した際に購入した代物。

 

結局虫取りへは行かず、麦わら帽子を使用することは、今季ありませんでした。

 

就職浪人してるので、本当はそんな暇ないはずなんですけど。

 

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女性用の花柄エプロン。

 

これも女装の際に使用した道具の一つですね。

 

4000円しました。

 

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続いてランニングシャツ。

 

今やなかなか見かけることのないこのランニングシャツも、虫取り少年の格好で虫取りに行こうとした際の代物です。

 

メッシュなので、これを着ても乳首や脇毛がダイレクトに視界へ飛び込んできます。

 

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虫かご。

 

説明は不要ですね。 

 

そんなわけで、これらの品々はどうしたものかと、ここ最近の自分はずっと頭を悩ませ続けておりました。 

 

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「捨てるのも面倒くせぇし、でも邪魔!あ~もうどうすればいいんだぁ~!!!」

 

と苦悩を続ける自分でしたが、

 

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「あ、こいつらを使って俺の大好きな王道のバトルストーリーを作ろう!

 

という発想にいたり、無事解決しました。

 

過程:カツラがある→妖怪に見えるな→じゃあバトルしよう、犬夜叉みたいな感じで→王道妖怪バトルストーリーを再現しよう!

 

そんなわけで、しばしの間おつきあいいただけると嬉しいなぁと、思います。 

 

 

設定

ここではささっと、自分の考えたストーリー設定について紹介します。

 

ある日、1ヶ月前に亡くなった父の遺品を整理していた大自然大学の大学教授、「ネイチャー恩田」は父の部屋で何やら怪しい包みを発見。実はそれ、平安末期に京都を恐怖のどん底に陥れた大妖怪「髪女武者」を封じ込めた布だった。なんと「ネイチャー恩田」の一族は代々妖怪退治、封印を生業にしてきた血筋。しかし、「髪女武者」の封印が解かれてしまい、「ネイチャー恩田」は殺されてしまう。これはそんな「ネイチャー恩田」の仇を討つべく、「髪女武者」を倒すために立ち上がった、ある1人の就職浪人生の物語。

というのが大筋のストーリーになります。

 

登場人物

登場人物の設定を紹介。

 

ネイチャー恩田

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東京は北千住にある大自然大学(偏差値26)で、大自然学を教えている日系5世の大学教授。

 

家は代々妖怪退治を生業にしてきた由緒ある一族。

 

実家に帰った際、封印されていた「髪女武者」の封印が解けてしまうのを目撃。

 

そしてその後、大学に乗り込んできた大学生の青年(髪女武者)に、超常的な能力で殺されてしまう。

 

好きな女性のタイプは井上和香のような巨乳

 

享年35歳。

 

髪女武者

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1000年以上も前に京都を恐怖のどん底に陥れた大妖怪。

 

男にとりつきその体を媒介にして、凄まじい超能力をつかいこなし、人類を滅ぼしてしまおうと考えている。

 

男嫌いだが、なぜか取り付く相手は男だけというビッチ妖怪。

 

乳纏ケイゴ(主人公)

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大自然大学の卒業生。

 

巨乳好きの就職浪人生だが、なぜか大学で講義を受ける。

 

在学時はネイチャー恩田のゼミに入っていた。

 

とにかく巨乳が好き。好きな巨乳は馬場ふみか。

 

TSUBAKIオイルを、唾の成分の一種だと思って興奮したことがある。

 

大学生の青年

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髪女武者に体を乗っ取られ、ネイチャー恩田を殺してしまった不運な大学生。

 

好きな作家は山田悠介。彼女がブス。

 

第一話 大妖怪復活!

大自然大学で教鞭をとる教授のネイチャー恩田は、1ヶ月前に亡くなった父の遺品を整理していた。

 

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「相変わらず汚い部屋だなぁ~」 

 

父の部屋はいつもこのように、漫画や書籍が乱雑に置かれており、豪快かつ大雑把な父の性格がよく現れていると恩田はいつも思う。

 

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「全く、70にもなって、この部屋の汚さはどうかと思うぞ、親父よ」 

 

片付けの面倒くささに、ついつい独り言をつぶやいてしまう恩田だった。

 

「ん?」

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ふと大きなタンスが目に止まった。 

 

特段変わりがないように見えたが、それでも恩田はこのタンスの中から"何か"を感じ、取っ手に手をかけ、開こうとする。

 

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ギギギィィィィ~ 

 

 

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扉を開け中を覗くと、何かが中に入っていた。

 

「これはもしかして......」 

 

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目に飛び込んできたのは、不気味な文様をした布。その布で何かを無理やり縛り付けているような印象を受ける。 

 

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「親父が前に話してた大妖怪、髪女武者を封印してる布じゃないか?」 

 

思わず食い入るように見つめる恩田。

 

 

すると

 

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包まれていた布がスルスルとほどけてしまい、女性?の髪の毛がゴワっと目の前に現れた。

 

髪女武者だ。

 

 

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そして次の瞬間、髪女武者が恩田めがけ猛スピードで向かっていく。

 

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「う、うわぁぁあっぁあ~~~~~!!!!!!」 

 

しかし髪女武者は、恩田を避け外へと向かおうとした。

 

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そして猛スピードで外へ飛んでいく。 

 

「な、何なんだ......ん?奥に何か...... 

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暗闇に目を凝らすと、蒼い虫取りカゴと、茶封筒の存在に気がつく。 

 

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「親父から俺宛ての封筒?」 

 

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「ただの虫取りカゴ......だよな」 

 

とにかく茶封筒の中身を見てみることにした。

 

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 [我が息子ネイチャーへ。この手紙をお前が読んでいるということは、すでに私はこの世にいないのだろうな]

 

「うるせぇさっさと説明しろ」

 

[我が一族が代々封印していた髪女武者のことは昔から話していたことと思う。実は今、いつその封印が解けてもおかしくはない状況にあるのだ。] 

 

「それは知らなかった」

 

[もしも蘇ってしまったら、お前に再び髪女武者の封印をしてもらうしかないだろう。]

 

「そっかぁ」 

 

[お前の持っている麦わら帽子と虫かごを使えば、髪女武者を再び封じ込めることができる]

 

そしてその続きには、髪女武者を倒し封印するための方法が密密と書かれていた。

 

「といっても俺も忙しいしさ......」

 

[そして、緑のリストバンドをしたもう一人のお前に協力を仰ぐんだ]

 

「ん?なんのことだ?もう一人の俺?......わけわかんねぇ」

 

一抹の不安を覚えながらも、亡き父の遺言は無視できない恩田だった。

 

第二話 憑依

 髪女武者視点の第二章。

 

「ふんふーん♪さーて、講義終わったし、家に帰ろうかな!」

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そんな大学生の青年めがけ、髪女武者がどこからか猛スピードで突っこんでいく。

 

 

「う、うわぁ~!!!」

 

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もがき苦しむ青年だったが、どうにもならない。

 

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ファサッ...... 

 

 

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「キキキ......ニンゲンミナゴロシ......」 

 

不気味な笑いをたたえるその姿に、優しい青年の面影はすでになかったのだった。

 

 

第三話 ネイチャー恩田の意志を継ぎしもの

いつも通りの生活を崩すわけにもいかず、恩田は自身が教鞭をとる大自然大学へと講義のため赴いた。

 

すでに教室には溢れんばかりの人が集まっている。

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「は~い授業を始めるぞ~」

 

 

前の席には巨乳アイドルの写真集をにやけながら読む、乳纏の姿。

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「なぜかあいつのことは叱れないんだよなぁ、他人のように思えなくて」と呆れる恩田であった。

 

 

実は彼も巨乳好きだったため、同じく巨乳好きの乳纏に対しシンパシーを感じていた。 

 

卒業生が授業を受けにくるなどということは、あってはならないことなのだが、何かしらの親密を感じていた恩田は、決して乳纏を追い出すような真似はしない。

 

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「ん?」

 

 

ふと乳纏の後ろの方に目を向けると、見慣れない長髪の青年が。

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「あんな奴いたっけな?」

 

 

ニヤッと恩田を見ながら笑う青年。

 

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慌てて目をそらしてしまう恩田。

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「よ、よし、じゃあ今日はここまで!」

 

 

 

そして授業が終わり数分が経つと、教室には恩田を含め三人しか残ってはいなかった。

 

 

乳纏は相変わらず写真集を見ている。

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「ウッヒョー!ムチムチやんけ!」 

 

長髪の青年はというと、何やら恩田の方に近よっていく

 

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「ん?何か授業のことで聞きたいことでも......」

 

思わず目をそらしながら尋ねる恩田。

 

 

恩田が言い終わるその瞬間、青年が恩田に向けて手をかざす。

 

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「ハァ!!」

 

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「ウグッ!」

 

 

胸を抑え苦しみはじめる恩田。

 

写真集を見ていた乳纏は何事かと恩田の方に目を向ける。

 

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「シネ、ニクイニクイ恩田ノモノメ!オマエラノセイデワタシハナガイアイダアンナセイマクテクライトコロニトジコメラレテキタンダ!ニクイカラ、シネ!」 

 

 

あまりの痛みに耐え切れず、倒れ込んでしまう恩田。

 

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そんな恩田の様子を見て、急いで駆け寄る乳纏。

 

 

そんな2人を尻目に不敵な笑みを浮かべ、長髪の青年は去っていった。

 

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そして乳纏は

 

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「大丈夫ですか!?恩田先生!?」と心配そうに声をかける。

 

 

倒れ込む恩田は苦しみながらもはっ!とした表情に

 

「そのリストバンド......そうかお前が......」

「えっ?なんですか?どうしたんですか?」

 

 

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「こ、これを......」

 

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「なんですかこれ?」

 

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「奴を倒せ。この紙に詳しいことは書いてある......あと、この帽子と虫かごをお前に......」

 

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「ちょ、ちょっと!?恩田先生!?」

 

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「た、頼んだぞ」

 

 

 

 

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「ネイチャー恩田先生~!!!!」 

 

乳纏は泣いた。

 

第四話 対決

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「探したぜ......」

 

 

乳纏の視線の先には、髪女武者に憑依された青年の姿が。

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「てめーだけは、絶対に許さねぇ......」。

 

四時間という膨大な時間をふんだんに使い、ついに乳纏は髪女武者を発見したのだった。

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「けりをつけるぜ、髪女武者よ。」

 

 

駆けていっていきなりキックをかます乳纏。

 

ケリをつけるだけに蹴りを入れようとした、ということだ。

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その攻撃を受け苦しむ髪女武者。

 

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  続いて麦わら帽子を取り出しその裏側を髪女武者に見せつける乳纏。

 

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「奥義!サマーメモリー・オン・ザ・キング!」

 

麦わら帽子の裏側に染みこんでいるのは汗だけではない。

 

昆虫入れとして虫かご代わりに使ったり、好きな女の子に振られたときの泣き顔を隠すためのブラインドとして使った際染み込んだ涙が、夏の思い出となって麦わら帽子の裏側に溜め込まれているのだ。

 

その溜め込まれたエネルギーを一気に放出するのが奥義、サマーメモリー・オン・ザ・キング。

 

そんな強力な奥義を食らい、もがき苦しむ髪女武者。 

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「グワッ!!!オ、オノレェ~!!!」 

 

その機に乗じて虫かごを開き、再び髪女武者を閉じ込めようとする乳纏。

 

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「終わりだ!」 

 

 

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しかし敵もさるもの。

 

髪女武者は苦しみながらも、乳纏へ手をかざし攻撃を始める。 

 

 

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「キェェェエエエエエー!」

 

その攻撃を食らってしまった乳纏。胸を抑えて苦しみ始める。

 

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「ガッ!?」

 

 

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「ケッケッケッ!シネ!」

 

 

 

「くそっ!何かいい手は…」

 

苦しむ乳纏の足元に、起死回生の切り札が転がってきた。

 

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「こ、これは!......よし!」 

 

足を後ろに振り、思いっきり青の球体を髪女武者めがけ前方に蹴り出す。

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強烈なシュートが髪女武者に炸裂した。 

 

 

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「グオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

苦しみもだえる髪女武者。 

 

そう、恩田から渡された手紙を読んで彼は知っていた。

 

髪女武者が妖怪になる前の話を。

 

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「お前は人間だったとき、蹴鞠の京都チャンピオンに恋をした!しかし彼はお前がタイプではなかったため激しく罵倒した!そのときの悲しみが今のお前、つまりは髪女武者の誕生のきっかけだったんだ!」

 

 

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「ヤ、ヤメロ!ソノハナシハ、ヤメロォォォーーーー!!」

 

 

耳をふさぎ、乳纏の言葉を聞かないようにする髪女武者だったが、サッカーボールによるダメージが消えることはない。

 

「そんなお前に現代版蹴鞠の球である、サッカーボールをぶつけて効かないわけがねぇ!!!」

 

そして、転がっていた虫かごを拾い、封印の準備に入る乳纏。

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「さぁ!これで終わりだ!髪女武者!」

 

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「イタイイタイ!モットヤサシクシテヨ!」

 

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「うるせぇブス!」

 

 

ついに長きに渡る戦いは終わった。

 

髪女武者から開放された大学生の青年はそれまでの記憶がなく、おもむろにブスな彼女の待つ自宅へと歩みを進めたのだった。

 

そして乳纏は..... 

 

第五話 エンディング

 

 

後日、乳纏は恩田に向かい、手を合わせていた

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「恩田先生、仇はうったよ」

 

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「まさか俺が恩田先生のクローンだったなんてな」

 

改めて手紙の内容を読む乳纏。

 

知った時は衝撃こそ大きかったが、やっぱりなという感じもしていた。

 

彼が大学を卒業したにも関わらず、恩田の授業を受けに大学へきていたのは、同じ存在である恩田のことが気になっていたからだったのかもしれない。 

 

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「ん~さて、俺は恩田先生の優秀な頭脳を引き継いだクローンだってわかったことだし、これから先の人生何もしなくても大丈夫っしょ!よし、帰って馬場ふみかの写真集でも読もう!

 

 

その後乳纏は、死ぬまで就職できなかったことを、ここであえて付け加えておきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じです。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

クローンの伏線が巨乳しかないって?

 

 

それしか伏線張れなかったから、しょうがないですね。おっぱいは張ってますけど、巨乳だけに。垂れ乳の可能性もありますけどね。 

 

伏線になってないって?

 

 

黙れ

 

 

 

え?全然王道じゃないって?

 

 

 

世の中に本当の意味での王道なんて、ないのかもしれませんよ?......

 

 

というわけで......

 

みなさんも買ったはいいが使わなくなった品物があったら、ぜひ自分だけのストーリーを作ってみてください。