もしも僕に弟がいたならしたいこと〜夏の宿題part1〜
おざます!!!
ケイボンです。
突然ですが、皆さんには弟がいますか?
僕はいません。
周りの友達が弟とゲームをして遊んでいる姿なんかを見て、
とても羨ましく思ったものでした。
そんな僕は小学1年生の頃、あまりにも弟が欲しすぎて母親に頼むという、
今思えば赤面を通り越して白面の者になるくらいの勢いの
愚かな行為を行ったこともあります。
とにかくそのくらい弟が欲しかった僕。
23歳になった今でも時々弟がいたらと思うことはありますが、
まさか齢60に近づこうという両親にそんなことを言えるわけもなく。
つーか無理。マジ無理。マジ無理ジェノブレイカー。
なので現実はとりえず置いておいて
妄想として「こんなことを弟とやってみたかった......」
というシチュエーションをボソボソとやります。
1. 勉強を教える
小学生4年生の弟と小学6年生の自分という設定で。
ジリジリと太陽の熱が、玉のような汗をポツリポツリと作る真夏の盛り。
祖父母の家へ遊びに来て虫取りに川遊び、近所の子供と鬼ごっこと元気いっぱいだった二人(僕と弟)も疲労困憊でクタクタ。
しかし、数学者でもないくせに、偏差値という数字に目がない母親の、
「宿題をしなさい!」
というイナヅマのごとき指令を退けることは、夜勤明けの大学生の如く疲れ切った二人には不可能だった。
まぁ、その指令を完遂するだけの体力もまたなかったのだけれど。
とはいえ、また雷を落とされたらたまらないと僕は、傷だらけのランドセルから、反対にピカピカの教科書や問題集を取り出す。
弟はというと、まだ切り替えができていないらしく、縁側に一列に並べたセミの抜け殻をじっと眺めていた。
そんな弟を促し兄弟二人で、歴史の染み込んだヒノキの大テーブルにあぐらをかいて座り、カサカサと紙質のものを広げる。
3分後。
タオルを頭に巻き正に臨戦体制といった風貌の僕が、数学の問題にウンウン唸りながらシャープペンシルを指先でクルクルと回していると、肩をトントンと小さな衝撃が二回。
(叩かれた......)
ふと叩かれた方向を見ると、弟が不機嫌そうな顔で一言
「にいちゃんここわかんない」
ふと彼が指を指した問題を見て見ると、それは2年前自分も同じように理解できなかった問題。
思わず頬が緩みそうになるが、ギッ、と奥歯を噛みなんとか笑みを堪える。
その問題は、小学6年生となった今の僕なら、網戸に引っ付いたカブトムシを捕まえることより容易いものだった。
しかし思わず僕が微笑みそうになった理由は、成長した自分に対しての賛辞から、ではない。
自分と同じような問題にぶつかる弟に、確かな血の繋がりをひしひしと感じることができたからだ。
そのようなことはこれまでに何度もあったことではあるし、きっとこれからも何度もあることだと、新橋の当たらない占い師でもわかることだろう。
つまり、いちいち笑みがこみ上げるほどのことではない。
でも、僕にとって、血の繋がりを感じられるこの瞬間が、弟に勉強を教える瞬間が、
"意外と悪くない"のだ。
「しょうがねぇな〜見してみ」
面倒くさそうに体を寄せる僕。
そんな僕を見て、弟は一瞬安堵の表情を浮かべた気がした。
完
はい。
という感じです。
終わりです。
まとめ
今回は弟でやりましたが、姉、妹も僕はいないので、次は
姉→"大野いと"さん
妹→"浜辺美波"ちゃん
で同じようにシチュエーションを妄想したいと思います。
夏祭りとかいいなぁ。
「お兄ちゃん、どうせ一緒に行く女の子もいないんでしょ?」
「しょうがないな、お姉ちゃんが一緒に行ったげる」
で、浴衣を着てくると。抜群に可愛いと。彼女いなくてもいいやと思ってしまうと。
そしてクラスの好きな女の子にばったり会って、彼女と勘違いされて......
批判は一切受け付けません。
兄弟姉妹がいない方。ぜひ、妄想してみてください。
ばいなら!!!