納豆が入っているってばれないのか!?ミスター味っ子の納豆入りモンブランを友達に食べさせた
こんにちは!
料理漫画を読んだことのある人なら、わかると思うのですが「それって本当?」と疑問が生まれることってありませんか。
自分にとってそれはミスター味っ子の「納豆モンブラン」でした。
納豆が嫌いな人のために、納豆が見えない、そしてわからない形で調理しようと、主人公の味吉陽一は試行錯誤します。
そんな過程から生まれた料理のひとつが納豆モンブラン。
下の画像をご覧ください。
とまぁ、こんな流れになるわけです。
バナナが納豆の糖化を進めて最っ高の組み合わせになるそう。
・・・本当か?
本当に納豆が入ってるってバレないのか?てかうまいのかな?
何事にも疑ってかかるという癖をつけている自分は、実際に検証してみないと気が済みませんでした。
というわけで
バナナモンブランver納豆の製造に着手しました。
上にあるのがそのための材料一覧です。
材料は適当に揃えました。一応ちゃんとしたモンブランの作り方をネットで調べ、「まぁ、あとは栗をバナナに置き換えて、納豆入れりゃいいだけっしょ!」という非常に賢い思考のもと、集めた食材達。
まずは、ソース作りのために、牛乳と生クリームの白汁にバターを入れるという作業から始めました。
綺麗な黄色ですよね。カレーみたい。
次に主役のひとつであるバナナを入れます。
身長の高い男の子と背の低い女の子がベッドの中でキスしてるような姿勢のバナナ達。を尻目に、砂糖やらはちみつを入れ、2人の愛を育んでやったわけです。
感謝しろよな。
そして、何十分かIHで火にかけ、愛を育んでいた2人をドロッドロにしたのが下の画像です。
もうちょっとすりつぶせば良かったなぁ、なんて後悔は次に活かせばいいさ、なんて前向きな気持ちで切り替えました。次があるとは思えないですが。
そして、ついに
納豆投入です!
本日のメイン、さぁぶちこみます。
・・・う~ん、これ、すりつぶしてから入れた方がよかったんじゃ?
これが大きな失敗であったことに気が付かず、黙々と作業をすすめる俺。
なんとかなるだろう、そんな俺の楽天家的な性格は、時に大きな災いを呼ぶんです・・・・・・
まぁそれでもなんとか、熱を通しまくり、柔らかくしてやりました。
そんでもって柔らかくなった納豆達をスプーンでもって、丁寧にすりつぶしていきました。
しかし、ここで気になったのが、納豆の明らか原型を隠しきれていない感。ではなく
味
そう、元々の目的は、味吉陽一の作ったモンブランが実現できるかということ。
口に含んで味を感じた際に、納豆感がでていてはアウトなのです。
だから、このバナナモンブランの味は、重要な要素のひとつでした。
そんなわけで、恐る恐る、茶色の物体をスプーンという名の方舟によって、口元に運んだわけです。
残念ながら、口の中はよだれの大洪水というわけにはいきませんでした。
納豆がビンビンに主張していて、とんでもない味になっていたからです。
濡れた雑巾をちゃんと乾かさなかったような味、といえばわかりやすいでしょうか。
とにかく最悪でした。急いで味の調整に入ります。
まず、バニラエッセンスを馬鹿みたいに入れました。
失敗です。
ならば、とココアの粉末を牛に与える飼料並のスケールでぶち込みました。
失敗です。でも多少マシになった気がします。
最終手段です。下の画像を御覧ください。
天国から見守る叔父に合掌し、ウイスキーを投入します。
量はスプーン2杯分ほど。
結果は・・・・・・
なんとかなりました
味をみてみると、だいぶ納豆感が消えてくれてました。
早速、事前に買っておいたスポンジケーキの上に、あのニュルニュルする奴で、盛り付け。
見た目はちょっとあれですけど・・・・・・
こうして出来上がったバナナモンブランver納豆ですが、他の人に食べさせたらどうなるんだろうということで、大学時代の友人を呼びました。
「えっ?何これ!?」
彼は俺の作ったバナナモンブランver納豆の美味しそうな見た目に、よだれがだらだらとこぼれているようでした。水を怖がるかな、ってちょっと思いました。
眉間にしわがよっていたのも、その部分に喜びの感情を示す何らかのサインが出たんでしょう。きっとそうです。
まぁ普通に嫌がってましたね。うん。
俺なら絶対食べないですもん。
それでも「これ大丈夫?」と不安がる友達に、「新鮮だから大丈夫!」という力強い説得をして、無理やり食べさせました。
いざ、実食
「えっ?何?なんか入ってる?」
そりゃ入ってるでしょう。
「何が入ってるか当ててみてよ。」
顔をしかめながら解答する友人。
「・・・納豆?」
ばれたー!!!!!
友人に言わせれば口に入れた瞬間は気がつかないが、味わっているうちに、納豆感がでてきたらしいです。
はい。
というわけで、ミスター味っ子にはなれませんでした。
下町の包宰と呼ばれた人が父親の陽一と違い、自分の場合は野球大好きな消防士の親父ですからね。
無理なのは薄々感づいてはいましたが、ショックでした。
こうして、友達を一発こづき、試食会は幕を閉じました。
皆さんも、自分のように第二のミスター味っ子を目指してみてください。
万里の長城の坂を利用してチャーハンを作る!?真・中華一番のトンデモ料理3選
※ネタバレ注意
料理漫画にはとんでもない描写の漫画が多いことをご存じですか?
そのスピードで料理できないっしょ!、とか。
そんな料理ある!?みたいな。
今回紹介するのは、真・中華一番という料理漫画のトンデモナイ料理三つです。
ちなみに真・中華一番というのは中華一番という漫画の続編。そもそも中華一番ってどんな漫画なの?という人のために、これからそのストーリーについて説明します。
中華一番とは、天才少年料理人マオが繰り広げる、幾多の強敵との料理勝負を描いた話です。
亡くなった母親が切り盛りしていたお店を必死に守ったり、名門料理店で修業をしたり、日々料理の腕を磨いていくというストーリー。
そして、続編である真・中華一番では、よりスケールの大きな戦いが始まります。
その理由は裏料理界という、料理界を支配しようともくろむ輩の存在にあります。
料理漫画の敵なのに、命を奪うことすらためらわない、危険な連中です。
更に伝説の厨具というものが、話をますます壮大な展開へ導きます。
伝説の厨具というのは、いくつもあってそれを全て集めると、とんでもないことが7おこるという、某ドラゴンボールのような代物です。
そんな話の壮大さに伴い、料理すらも、ファンタジーの領域にすすんでいるとしか思えないものが次々飛び出してくるようになります。
そんな非現実的な料理の数々の中でも、特に「これはトンデモねーなぁ」と個人的に思ったトンデモ料理を3つ紹介します。
川を燃やして作る焼き魚!?天雄炙青魚
まずひとつ目に紹介するトンデモ料理は、天雄炙青魚。
この料理を作ったのは主人公のマオ、ではなく、前述の裏料理界に所属する料理人が作ったもの。
その名もアルカン。彼は五虎星という裏料理界の最高幹部。
彼の作った料理は、常人の料理能力をはるかに超えた、すさまじいものでした。
話は伝説の厨具をめぐり、マオとアルカンが勝負をしたところから始まります。
両者ともに助手をつれ、雄大な河川が広がる、小舟の上で料理対決がスタート。
料理テーマは火工勝負。要するに火を使った料理で、よりうまいものをつくった方の価値というシンプルな内容です。
二品勝負で行われたこの対決、マオは一品目にホイコーローを作りました。
日本のCMでもよくながされている、比較的ポピュラーな料理です。
ちなみにそのホイコーローの評価は、上々でした。
続いてマオは、子豚の丸焼きを作り上げました。この料理も絶賛され、勝負はきまったかのように思えたのですが。
この時アルカンはまだ1品も作っていません。
マオの二品目の料理の評価が作り終わった時点で、やっと動き出します。
その間ずっとアルカンは水を飲んでいました。
真夏の運動部並に。
するとアルカンは、体から蒸気を出し始めます。
きっと彼は、蒸気機関車とか言われて子供の頃はいじめられていたに違いないです。
しかし、この後の展開は、驚愕の内容。
なんと、大きな河川が燃え始めるではありませんか。
これは川魚を取る際に、アルカンが川へ爆薬を仕掛け、その衝撃で魚を気絶させ捕獲しようとしていたため、「河川が燃える」という状況が起こりました。
とはいえ、多分アメリカのデルタフォースでも、こんな魚の取り方はしないでしょう。
さすがにマオ達もあっけにとられていました。
まぁ川が燃えているんだから当たり前ですよね。
CO2たくさん出ますからね。
そして、遂に動かずのアルカンが調理を始めます。
燃えている川面に船で飛び込んで行って、そこで魚を鎖でつなぎ、振り回すという調理をおっぱじめるんです。
日本では、室伏氏しかできないだろうこの調理法を、なんなく成し遂げ、焼き魚は完成。
その料理はマオの料理評価と互角の判定をもらうのです。
まとめると、燃えた河川で鎖につながれた魚を振り回す、というトンデモ料理法なわけです。
きっと彼には、友達があまりいないことでしょう。
燃える川の中で魚を振り回す奴と友達になりたいなんて奴は、自分くらいではないでしょうか。
自分は友達になりたいですよ。釣り人を追っ払ってくれますから、誰にみられることもなく、美味しい魚が食べられます。
ただ、長江と共に自分も燃えてしまう、兆候が見られますけれど。
なんつって。
その味わいは無限大!?料理スピードが化け物な恒河砂麺
次に二つ目のトンデモ料理を紹介します。
料理名は「恒河砂麺」。主人公マオの作った焼きそば料理です。
ちなみに恒河砂というのは、数の単位で最上級の物です。
なんでもインドはガンジス川の砂の数から、その名がつけられたとかなんとか。
まぁしったこっちゃないですけど。
それでは、黄河者麺をつくるにあたっての、経緯を説明していきましょう。
先のアルカンとの勝負から大分経ち、マオは仲間と共に裏料理界の本部へと、向かいました。
行く手を阻むように立ちはだかったのは、またもや強敵アルカン。
そう、黄河者麺はアルカンとのリベンジ戦で作られた料理だったのです。
さて、「大陸の英雄をイメージして作れ」というわけのわからんテーマで始まった、アルカンとマオの焼きそば料理対決。
マオは前回負けたにも関わらず、腹が立つほど落ち着いています。
なにせ、人参でパンダをつくってるくらいですからね。
対するアルカンは、まぁ凄い気迫で料理作ってるわけで。
先に焼きそばが出来上がったのはアルカン。もちろん評価は上々。
テーマも始皇帝をイメージしたとかいって、7種類の味をひとまとめにしたとか、なんか、かっちょいいこと言ってます。
そんな中、ついにマオの料理が完成しました。
パッと見は普通の焼きそばなんですが・・・・
な、なんと、麺一本一本に違った食感、違った味が与えられていて、口に運ぶ麺の組み合わせ次第で、無限の味わいを実現するという、トンデモ焼きそば料理だったんです!
ちなみにいっときますけど、料理を作る際に、ちゃんと制限時間はありますからね。
とても人参のパンダ掘ってたような奴が、作れるような時間はないです。
そして審査員絶賛の嵐の後、マオは「大陸の英雄」について、こう言います。
大陸の英雄は全ての人たちだと。一人一人が英雄だと。
もう、あらゆる意味で、アルカン大完敗です。
というわけでトンデモ料理二つ目は、無限の味わいを作り出した、トンデモ焼きそばでした。
万里の長城でチャーハンころりん!?死をも跳ね返す母なる太陽球
最後に紹介するトンデモ料理こそ、タイトルにもなっているこの記事の主役です。
料理名は「母なる太陽球」。
それではこの料理を作るにあたっての、経緯から説明します。
中国全土から集められた料理人たちが、雌雄を決する料理大会に出場するマオ。
その準決勝でついに、裏料理界のラスボス(カイユといいます)との一騎打ちとなりました。
そして、なんと審査員は、中国の西太后陛下(要はめっちゃ偉い人)という豪華さ。
気になる料理テーマは、「西太后陛下が食べたことのない料理」です。
まぁやっぱ西太后陛下は金持ちなんでね、大体のものは食べたみたいですよ。
だから、この課題は難しいなんて、周りのやつらは口々に言うわけです。
ちなみにラスボスであるカイユも、なかなかトンデモナイ料理を披露してくれます。
彼が作った料理は、相手を操り、最後には西太后陛下を殺してしまう、という料理です。
ハンターハンターのシャルナークの念能力のような料理の力で、危うく勝利判定がカイユに下されるところでした。
危うしマオ。
しかし、そんな西太后陛下の命の窮地を救った料理こそ、マオの作った母なる太陽球。
なんか凄い名前ですが、言ってしまえばチャーハンです。
ただ、その作り方は異常です。明らかにおかしい。
だって、万里の長城を利用して作ったんですから。
は?ってなりますよね?どゆこと?って。
もう少し詳しく、解説します。
マオは、万里の長城の斜面を利用して母なる太陽球を作りました。
斜面に鉄板や油を敷いた長布を敷き、既に作ってあったチャーハンを転がしたのです。
ごろごろごろーっと。
最後に卵焼きを敷いて、それをまた転がして巻き付けさせて、完成です。
その結果、食感がふっわふわで、まるでお母さんをイメージさせるような、温かい雰囲気を持つ、球体のチャーハンが出来上がったのです。
そうして出来上がったおむすびころりんみたいなチャーハンを、当時の中国でトップクラスに偉い人の口にぶち込んだわけです。
衛生上どうなのか、気になるところですが、まぁ火が通ってるし、多分大丈夫でしょう。
その前に食べたカイユの料理なんて衛生もくそもないですし。なんつっても、殺しにかかってますからね。
ちなみに、母なる太陽球の作り方の一部始終を見て、マオの弟子みたいなやつが、「マオ兄は万里の長城をデカイ鍋にしちまった」のようなことをほざいてます。
まさに。一番驚いたのは万里の長城でしょうね。
「え?俺の坂でチャーハンつくんの?」
万里の長城には同情を禁じえません。
以上が真・中華一番のトンデモ料理3選でした。
この他にもまだまだトンデモナイ料理はありますし、普通においしそうな料理もあるので、ぜひ真・中華1番を読んでみてください。
そして皆さんも、公園の滑り台でも使って、母なる太陽球、作ってみてください。
たぶん砂だらけの恒河砂チャーハンになると思いますけど。
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- 作者: 小川悦司
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